6月1日 6月

もう6月になってしまいました。
この1ヶ月で今年の前半は終わりとなり、今年ももう折り返しです。
梅雨という、農業には非常に大事なシーズンでもありますが、不安定な天候が続いています。
水害でも干ばつでもない、普通の梅雨で終わると良いのですが。

メディアでは、相変わらずコメ報道が加熱していますが。
そもそもは、コメが足りなということから、この騒動は始まったはずですが。
いつの間にか、本質はどんどんズレて、目先の価格問題ばかりが先走っています。
いまは、本当にコメ不足なのか否か?
もしコメ不足なら、目先の価格調整ではなく、コメ業界の構造改革の議論がより重要なはずですが。
今更、減反廃止という言葉も出ているようですが、そんな程度の話しではなく、もっと本質的で抜本的な議論をすべきです。

いずれにしろ、今回のコメ騒動で、社会全体が学ばなければいけないのは。
国内農業には、生産問題はもちろん重要ですが、実は流通構造にも大きな問題があるということが明らかになったことです。
生産と流通の両面、つまりサプライチェーン全体の構造改革を行わない限り、国内農業の復活は難しいと言わざるを得ません。

そんな中で、僕自身は、自身のやるべきことに集中するのみです。
この6月は、ISO14065の取得準備にとって重要な1ヶ月になります。
今月、予定通りに準備が進めば、年内には取得ができることでしょう。
ISO14065を取得すれば、国内で数少ない、温室効果ガスの審査・認証ができる正式な機関となります。
以前から提唱してきた、「脱炭素型農業」の、推進機関となるでしょう。
僕の言う「脱炭素型農業」とは、農業強靱化と脱炭素化の両立です。
言い換えるならば、脱炭素化をトリガーにした農業の強靱化です。
これには、これまでの農業に加えて、高度な科学・化学、及び法的・制度的知識も要求されます。

また、今月も、現場作業も続きます。
明後日から2日間宮城県、来週は2日間静岡県、その翌週は宮崎県へ出張です。
スケジュールは確定していませんが、北海道や熊本などにも、お邪魔する見込みです。

一般産業から、脱炭素型農業への参入の機運も高まっています。
今月は、某証券会社主催で、同社会員向け講演会も行うことになり、一般の方々にも脱炭素型農業の意義を理解していただこうと考えています。

短期と長期、ミクロとマクロ、多面的にバランス良く、微力ながら精一杯の取組みを続けてまいります。

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