2月22日 Vol.2272 クリーンエネルギー
この3連休は、5月並みの暖かさになるそうです。
冬から春になる時期は、暖かければ暖かいほど、一般的には喜ばれるかもしれませんが。
しかし、これも気候変動のひとつで、手放しで喜ぶわけにはいきません。
各研究機関から、この夏は観測史上最も暑い夏になる可能性があるという予報が発表されていることも忘れてはいけません。
水不足リスクも既に顕在化しており、今年も気候変動リスクはかなり心配な状況です。
ただでさえ高騰する物価も、気候変動の影響で、まだまだ高騰していく可能性があります。
そんな中、ロイターの記事によると、なんと中国がクリーンエネルギー大国になったということです。
以下は記事の転載です。
世界最大の温室効果ガス排出国である中国の2025年の再生可能エネルギーなどのクリーンエネルギーによる発電能力は、初めて化石燃料発電を逆転した。
グローバル・エネルギー・モニター(GEM)のデータによると、25年時点で中国の稼働中のクリーンエネルギー発電能力は1494ギガワット(GW)に達し、石炭や天然ガスなどの化石燃料による発電能力の1420GWを上回った。
EU主要国であるドイツ・フランス・スペインや、英国・カナダ・ブラジル・スウェーデン・ノルウェー・スイスなども、以前からクリーンエネルギーが化石燃料発電を大幅に上回っています。
一方、日本を含む、アメリカ・ロシア・インド・韓国などは、まだ化石燃料発電が大きいのが現状です。
それでも、実はアメリカはクリーンエネルギーが伸びており、化石燃料発電との差が縮まっています。
各国ごとに、地理的要件など諸条件は異なるとは思いますが。
しかしそれにしても、日本ももっと頑張らねばならないのはデータから明らかです。
国内農業業界も、まだまだできることがあります。
例えば、ハウス栽培では、重油ボイラーによる加温が一般的ですが。
ただでさえ重油代が高くて支払いが大変なわけですから、CO2削減も含めて、バイオマスボイラーに切り替えることやヒートポンプの導入なども進めていかなければなりません。
そのような取り組みも、J‐クレジット制度の方法論と認定されており、普及拡大の後押しをしています。
世界的には、バイオマス発電が、大幅に市場拡大することが予想されています。
国内畜産業界では、バイオガス発電が広がってきましたが、消化液問題があり、ここにきて曲がり角に直面しています。
そもそも、消化液問題は当初からわかっていたことなのですが。
僕としては、バイオガス発電にバイオ炭を組み合わせることを提案しています。
また北海道では、酪農の廃業・破綻に伴い、牧草地がどんどん空いてきていますが、それらを逆手にとった取り組みも必要です。
僕がお世話になっている農業法人では、廃業した牧草地をどんどん引き受けて、わずか10年で300ヘクタール以上のそば農場に生まれ変わらせることに成功しました。
この連休も、静岡の畜産事業者が集まり、僕も参加して、脱炭素型農業及びエネルギーのプロジェクト協議を行うことを予定しています。
みんなで力を合わせれば、単独では無理なことでも、できることがあります。
気候変動以外にも、円安や物価高騰など、難題が山積ではありますが。
しかし、やれることもたくさんあります。
補助金等国のサポート枠も拡大しています。

