1月30日 Vol.2267 サステナブル?
あっという間に、今年も1か月が終わりです。
今年も早々から、世界中に異常気象が相次いでいます。
アメリカには、モンスター級の強烈寒波が襲っています。
日本も、日本海中心に各地で大雪被害が発生しています。
一方で、太平洋側は渇水に苦しんでいます。
東京では、この1月は例年の降水量のわずか14%だそうです。
ダムの貯水率もどんどん低下しています。
冬野菜の産地では、既に水不足被害が生じています。
果たして、今年の田植えは大丈夫か?
もし今後、水不足と酷暑がダブルパンチで発生したら、また一転してコメ不足になるのか?
現段階では、コメの在庫(備蓄見合)は相当の量がありますが。
大雪地帯では、雪解け水に期待などという声もありますが、既に大雪で果樹や桜の枝折れ被害が発生しています。
枝折れは、果樹収穫量や今後の果樹経営に大きな影響を及ぼします。
専門機関によると、今年の夏は、昨年以上に暑くなる可能性が高いということです。
昨年も、一昨年も、史上最も暑い夏と言われていました。
つまり毎年毎年、ますます暑くなり、ますます深刻な状態になっているということです。
気象変動は、極端に暑くなるだけではなく、極端に大雨が降り、極端に大雪が降り、極端に寒くなり、そんなことが錯綜するということです。
気象の専門家が、「北極の氷が溶け続けているかぎり、このように極端な気象状況は今後もしばらく続く」とコメントされていました。
日本も世界も、一丸となって脱炭素化を進めなければいけないという答えは、もはや議論の余地がありません。
IPCC(気象変動に関する政府間パネル)において、日本も含む190か国以上が合意しています。
政治家には、ズレた発言をする人もたまにいますが、民間ビジネスでは、世界中で、脱炭素化に限らず、環境問題に対処することが大前提であることは言うまでもありません。
気象変動は、様々な分野に影響がありますが、とりわけ心配なのは、食料つまり農業です。
日本も世界も、食料インフレ(価格高騰)が続いています。
それは、金利・為替・有事など様々な要因によって大きな影響を受けますが、根本的で最も重要な要因は気象変動です。
だからこそ、食料生産と脱炭素化の両面に貢献する「脱炭素型農業」を推進するということです。
もちろん脱炭素型農業も簡単ではありません。
しかし、やってできないことではありません。
また、やらないとう選択肢はありません。
数日前に、九州の某JAさんとそのようなテーマで会議を行いましたが、想像以上に前向きで、うれしい予想外でした。
最近は、ビジネスやあらゆる分野で「サステナブル」という単語がよく使われます。
サステナブルという単語は、持続可能を意味します。
サステナブルを目標に掲げるということは、このままではサステナブルではない(持続可能ではない)ということです。
これは極めて深刻なことですが、社会がなんとなくサステナブルという単語に慣れてしまって、どこか呑気な感じになっているのかもしれません。
しかし呑気でいられる状況ではありません。

