2月3日 Vol.2269 ネパール

予想通り、コメの小売価格が、じりじり下がり気配です。
一昨日、東京都心(港区)のスーパーで確認をしたところ、令和7年産宮城県産ひとめぼれが5㎏3,580円(税込3,867円)でした。
昨年後半よりも1,000円程度下がりました。

また東北のコメどころからの情報によると、今年(令和8年)秋のコメ概算金は20,500円程度では、という情報もあります。
昨年(令和7年)が30,000円以上ですから、1万円程度下がるのでは、ということです。
現段階では、もちろん断定はできませんが。
仮にそのように下がるとすれば、短期的に消費者にはメリットがあるでしょうが、稲作農家の経営はまた厳しい状況に逆戻りですから、農業の衰退が続くことになります。
それは、中長期的には、また価格の高騰やあるいは不安定化(乱高下)につながり、本質的には消費者の利益にもなりません。

一定レベルでの安定低成長や価格高騰が理想ですが、このままでは、残念ながら今後も急騰急落のジェットコースター相場の可能性が高いようです。
目先でキョロキョロ変わる猫の目戦略ではなく、長期的に安定するインフラを伴った戦略構築が必要です。

話しは変わりますが。
昨日は、日本・ネパール外交関係樹立70周年記念事業で、ネパール大統領が来日され、日本のビジネス関係者との懇談会が開催されました。
日本のビジネス界からは15名の参加で、僭越ながら僕もその一人でした。
ビジネスをテーマにした懇談会でしたが、大統領のご挨拶からは、お釈迦様が言われた平和と非暴力の精神を大事にしている、というお言葉がありました。
世界中で紛争が頻発している中、国際関係の場で、このような言葉を聞くことができたのは、心が洗われるような思いでした。
ビジネスは利潤の追求という原則はありますが。
しかし、ビジネスの前に、人類が生きる原則は、平和であり愛が大前提であることは言うまでもありません。

僕がネパールとご縁ができたのは10数年前、2015年ネパール大地震で大きな被害が生じた後でした。
それ以来、何度も現地を訪問し、ランドセルや支援物資、あるいは野菜の種などを持って、僕なりにできることはやってきました。
そして、そろそろ慈善活動から事業活動に移行しようとした矢先にコロナが発生し、渡航することができなくなりました。
数年のブランクが空きましたが、今年からまた活動を再開したいと考えています。
これからは、慈善活動ももちろんですが、農業による事業活動を考えています。
僕がネパールでとくに注目している作物は、コーヒーとウコン(ショウガ)です。
お茶の大産地でもあります。
脱炭素型農業の実践地域としても有望です。

このような新たな視点を持つと、あらためて日本の農業を見直す機会にもなります。
また、日本国内は人手不足にあえいでいますが、ネパールは親日国で、毎年30万人もの新しい働き手が来日して日本を支えてくれています。
特定技能等で、ネパール人材に日本の農業でも頑張っていただくよう準備も進めています。

ネパールでの活動、ご一緒いただける方は、どうぞよろしくお願い申し上げます。