9月9日 Vol.2252 花卉
農業の中では、「花卉(かき)」も、重要なカテゴリーのひとつです。
コメや野菜などと比べると、目立たないかもしれませんが。
しかし、花卉の生産及び卸売市場は3,500億円、消費市場は約1.1兆円と、決して小さなマーケットではありません。
我々の生活においては、冠婚葬祭・母の日・観葉植物など、いろんな意味で、身近な分野と言っても良いと思いますが。
しかし、欧米諸国からみれば、日本の花卉マーケットはずっと小さいと言われています。
欧米では、日常的に花を飾る文化が定着しており、個人消費が活発だと言われています。
そう言われると、確かに日本では、家庭で毎日花を買って飾るという感じは少ないかもしれません。
花卉も、農業の大事なカテゴリーであり、地方経済をささえる産業のひとつです。
僕は以前から、花卉業界の方々ともご縁が深いのですが。
いま改めて、業界の有力者が連携して、新たな枠組みを作ろうと挑戦しているところです。
脱炭素化時代を迎えて、植物が社会に増えることに対する期待値が高まっています。
世界中で、もっともっと緑が増えれば良いと思います。
花卉の栽培においては、バイオ炭を活用するなど、CO2を削減・吸収する方法論が広がりつつあります。
鉢植え(ポット)の培土にも、バイオ炭が使われるようになってきました。
2024年以降、日本社会においてドライバー不足等物流問題が深刻ですが、逆に物流を再整備してコスト削減とCO2削減を進めようと努力しています。
花卉に限らず、農業に限らず、日本はあらゆる分野において、人手不足・物流問題・エネルギー問題及びCO2削減などを背景に、産業構造の大転換期を迎えています。
以下は、先日の日本農業新聞記事の抜粋です。
日本花き卸売市場協会に加盟する全国114市場の花き卸の2024年取扱高は、前年比3・6%減の3477億294万円。
2年連続の前年割れ。
気候変動の影響で産地からの供給量が減ったことが響いた。
取扱高は新型コロナ禍の巣ごもり需要で21、22年に拡大したが、23年は前年比1・2%減と減少に転じた。
24年は下げ幅が拡大し、上位50の市場卸で前年から増加もしくは横ばいとなったのは、5にとどまった。
取扱高の内訳を見ると、切り花は前年比2・1%減の2579億9579万円、鉢物は同7・8%減の804億9902万円。
24年は高温障害や秀品率の低下、育苗中の急激な温度変化による生育不良などが発生。
物日需要のある切り花は年末まで品薄高となった。
鉢物は供給量が減る中、猛暑で屋外売り場の需要が減った。

