7月19日 Vol.2298 「酷暑注意」

向こう1週間、全国各地で、最高気温35度以上が当たり前のような、酷暑予報が出ています。
また今年は、例年以上に湿度が高いような気がします(これは僕の肌感覚です)。
くれぐれも、熱中症にはお気をつけください。

環境省と気象庁から発表される「熱中症警戒アラート」という注意喚起があります。
これは、暑さ指数(WBGT)が33以上になった場合です。
WBGTは、気温だけではなく、湿度と、日射・輻射熱を考慮した指数です。
熱中症警戒アラートが発表された場合、原則屋外作業は禁止にすべきです。
なかなか現実は、そうは言っても・・・ということもありますが。
またWBGTが35以上になった場合、「熱中症特別警戒アラート」が発表されます。
この場合は、非常に危険な状況です。

僕自身は、明日から熊本、岡山、静岡、千葉、新潟と出張が続きます。
温室効果ガス採取など、屋外での作業が多くなります。
自身の体調管理も含めて、細心の注意を払って、準備をしているとことです。
準備(段取り)をしっかりすれば、作業時間を少しでも削減できますし、熱中症リスクも軽減できます。

熱中症対策の中でも、個人的には、食事が非常に重要と考えています。
酷暑とは真逆ですが、極寒の南極基地の方々は、毎日4,000~6,000カロリーも摂取するそうです。
極寒の中で体温を維持するために、大量のエネルギーが消費されるからということです。
厚労省が推奨する日本人1日当たり摂取カロリーは、成人男性は2,600~2,750カロリー、成人女性は1,950~2,050カロリーですから、南極ではその約2倍ということです。
日本の夏にも極端なカロリー摂取をしろと言っているわけではありませが、夏バテで食欲がないなどと言わず、いつも通り、規則正しく、毎日3食、普通の食事をすることが大事ではないかと考えています。
僕個人としては、暑さに負けないように、少々カロリー多めを意識しています。

夏は農業や食事を考える大事な機会になります。
旬の青果物は、自然の摂理にかなっています。
旬の青果物は、栄養価が高くなります。
旬の青果物は、季節に応じた健康効果を持っています。

例えば、夏のスイカは、水分、過剰な塩分を排出するカリウム、抗酸化作用や紫外線ダメージ軽減のリコピンなどが豊富です。
昔から、田舎に行くと、おばあさんから、夏はとにかくスイカを食べろと言われたものでした。
もちろん、スイカ以外にも、夏の野菜や果物には、深い意味や効果があります。
できるだけ旬の青果物をお召し上がりください。
流通サイド主導で、青果物の通年出荷が主流になっていますが、しかし旬がとても大事であり、また本来あるべき姿であることを、忘れてはいけません。

酷暑の中ではありますが、暑い暑いと愚痴を言うのではなく、この環境との共生や改善を考えなければなりません。
農業や農作物の意義と健康効果、及び地球温暖化を、改めて考える必要があります。
まさに、のど元過ぎれば熱さ(暑さ)忘れではなく、この機会にしっかりと。
夏の暑さにも負けず、丈夫な身体を持ち、いつも静かに笑っていられるように。

環境が厳しくなればなるほど、農業の意義や価値は高まっています。
ますます農業関係者の出番です。