9月10日 Vol.2305 「行動あるのみ」
先ほどまで3日間熊本で、いま鹿児島へ移動してきました。
明日は東京に戻り、そのまま宮城に向います。
お陰様で、全国の皆様から、様々な役割と機会を頂戴し、とても感謝しております。
熊本地震の影響ですが、やはり農業業界には、かなりのダメージがでています。
今回とくに話題に出たのが、選果場です。
選果場は、農作物の等級仕分け、箱詰め、出荷作業など、農作物流通には不可欠なものです。
そのような選果場が複数、地震の被害で、立ち行かなくなっているそうです。
仮に建て替えるとすると、一か所あたり数十億円の資金が必要になります。
震災復興の補助事業はあるものの、それは地震前の簿価の9割までということで、建て替え費用には到底及びません。
もし選果場が無くなると、青果物流通に大きな支障が生じ、それは結果として農業者の収入減につながります。
また、道の駅など地域の販路も、地震の影響でしばらく臨時休業という張り紙も見ました。
熊本だけではなく、全国で、ほぼ毎日のようにゲリラ豪雨が発生し、様々な農作物被害も生じています。
ただでさえ、決して多くはない農業者の収入が、更に減少するとなれば、もはや農業を継続することはできません。
そしてその結果、食料自給率(自給力)はますます低下し、食料インフレは加速することでしょう。
そんな厳しい環境の中だからこそ、改めて一歩一歩前進しなければなりません。
今回の熊本では、新たなパプリカ農場がキックオフしました。
バイオ炭をはじめ、脱炭素型農業の準備も進めています。
温室効果ガスの採取や分析活動も継続中です。
新たな農業プロジェクトの立ち上げも協議中です。
やるべきこと、やれることは、たくさんあります。
いま、日本の農業は縮小傾向にありますが。
それが、地震や豪雨などの有事によって、更に加速度的に縮小していきます。
かなりの難敵ではありますが、だからと言って、不戦敗を容認するわけにはいきません。
今日まで、熊本県内に2泊しましたが、以前からお世話になっている人気の温泉旅館の宿泊者は我々4人だけでした。
新水俣駅から新幹線で鹿児島へ移動しましたが、これも乗客は5名程度。
10月からは、政府の旅行支援制度も始まるようですから、是非多くの方々に、全国各地に足を運んでもらいたいと思います。
僕自身は、来週もまた3日間熊本に滞在します。
じっとしていては、農業も経済も良くはなりません。
行動あるのみです。
たとえ小さな一歩でも。

