7月25日 Vol.2299 「出張報告」

今日も、この早朝から、千葉の現場に出動です。
今日も、千葉県も熱中症警戒アラートが発表されています。

今日は作業後、1週間ぶりに東京に帰ります。
この1週間、酷暑の中、全国各地にて現場作業と出張が続きました。
作業内容は、田んぼでの温室効果ガス採取が主でした。

温室効果ガス問題は、多くの方々が話題にしていますが。
多くは、理論的方法論の枠組みの中で、温室効果ガスの実測や検証(MRV)は行われていません。
農業分野において、温室効果ガスの採取から分析まで、ワンストップソリューションを提供している事業会社は、弊社GVVC以外に聞いたことがありません。
研究所や大学の実証実験では、そのような取り組みをたまにお聞きしますが。

ほぼ連日、各地では熱中症警戒アラートが発表されておりました。(おそらくこの先も)
細心の注意を払いながらの作業でしたので、おかげさまで体調不良はありませんが、しかし常に油断できません。
これまでは、誰かに休むように言われても、もう少しいけると作業継続をしたこともありましたが、最近は声がかかったら、前倒しでも休憩をするように心がけています。

農業という仕事は、とても集中する傾向があるので、あっという間に時間が過ぎます。
それが熱中症につながってしまうリスクがあります。
昨日は、稲がだいぶ大きくなり、それをかき分けての作業の中、熱中症ではありませんが、腕などが虫に刺されまくっているのを後から気が付きました。

そんなコメの価格は、今秋は暴落見込みで、各地ですでに落胆の声があがっています。
これだけ農業生産コストが上がっているというのに、コメ価格は昨年の4割ダウンで農家手取りは15,000円~2万円弱と言われています。
これでは、稲刈り作業するだけ赤字が膨らむので稲刈りもしない、という声も出ています。
これでまた農業者の数は減少するでしょう。
酷暑だけでも極めて負荷の大きい農業が、赤字だとなれば、当然に辞めていく人が増えるでしょう。
事実、酷暑が続くこの数年、各地で人手不足が顕著になっていると言われています。
そんなことをしていると、また数年後にはコメ不足で価格は上昇するでしょう。

時代の転換点は、なにごとも混とんとします。
上がったり下がったり、揺り戻しでもみ合いながら推移していきます。
いま、国内農業はまさにそのような局面を迎えています。

しかし、目先の動向ではなく、中長期的に、食料生産を司る農業の社会的価値が高まることは間違いありません。
中長期的には、まだまだ食料価格は高騰し、農業者の採算は安定的に確保できるようになっていくでしょう。
温室効果ガス削減の方法論として農業が活用されことも、普及拡大していくでしょう。

この1週間の作業は、僕も体力的にはかなり消耗し、つらい時間が続きましたが。
そのような厳しさを体感したうえで、改めて農業は極めて大事な仕事だと実感しています。
農業者に対するリスペクトの気持ちがより強くなりました。