10月27日 Vol.2315 「知的農業経営」

今日は新幹線で約5時間の移動でした。
と言うと大変だねとよく言われますが、ぜんぜんそんなことはありません。
移動時間は、勉強したり、このようにメルマガを書いたり、とても貴重で有効な時間です。

そんな大事な時間なのに、またもや新しい詐欺メールが飛び込んできて、瞬間不愉快でした。
いまや空前のサイバー詐欺時代となってしまい、僕にも連日詐欺メールが届きますが。
今日は新しいパターンで、僕のインターネットドメインが他者の権利を侵害してるいのですぐに金を振り込め、という内容でした。
すぐに詐欺だとわかりましたが、念のためAIで確認をしたところ、典型的な詐欺メールとの回答でした。
忙しかったり、油断したりすると、事故につながりますので、皆さんもくれぐれもお気をつけください。

そんなおかしな時代ではありますが、だからこそ、原点にかえって、地道に丁寧に歩むことが大事だと考えています。

今日は、来年の田んぼの戦略戦術や、農業者の収入アップを目標に、打ち合わせを続けていました。

明日は、牛舎に入って、バイオ炭が牛にどれだけの効果があるかの調査です。
バイオ炭は、CO2削減という観点で注目されていますが、効果はそれだけではありません。
牛の敷料(寝床)にバイオ炭を混ぜることで、牛舎の環境が改善し、牛のストレスが軽減し、結果として牛の肥育に貢献するとされています。
この研究は、大学とも連携しており、牛の血液検査の結果、ストレスが軽減している傾向が認められています。
また、牛の健康を阻害し、悪臭につながる、アンモニアの発生量が抑制されています。
明日の僕は、臭気計測器で、ニオイがどの程度軽減されたかを数値で検証します。
そのように多面的な観点から、バイオ炭の有効性を検証し、11月9日開催のGCOFにて発表及びディスカッションを行う予定です。

また明後日からは、改めてISOの勉強とまとめです。
ISOという世界標準のルールを、国内農業ビジネスにおいても、一般化する必要があります。
知的農業経営です。

農業では、これまで肉体労働(作業)中心でしたが、今後は頭をいかに使うかがより重要です。
頭でっかちになれと言っているのではありません。
これまでの肉体中心の農業に、より頭(戦略・戦術、科学)を使って、バランスの良い筋肉質の知的農業経営を目指す必要があります。
スポーツを参考に見ればわかるように、肉体的才能やセンス中心から、科学のウエイトが高まってきた結果、スポーツは大きな進化を遂げています。

我々を取り巻く環境は、天候やらサイバーテロやら、複雑怪奇な問題が頻発していますが。
それでも、環境に振り回されることなく、原点回帰をし、経験と勘ではなく、戦略・戦術や科学を導入する、新たな事業モデルを構築することが、持続可能な農業経営の要件です。