8月11日 Vol.2302 「また出張が続きます」

今日は、お盆休みの最中、また祭日(山の日)でもありますが、僕は平常通り業務です。
いま羽田空港で、これから出雲の田んぼに向かいます。
いまは穏やかなお天気ですが、夕方以降は台風の影響で荒れるかもしれません。

羽田空港では、預入荷物の中にORP計(酸化還元電位測定)を入れていたのですが、その機器の中に塩化カルシウムの液体が入っていることを失念しており、謎の化学薬品があると、空港職員の方からかなり念入りに危険物チェックをされてしまいました。

今日からまた、島根、熊本、静岡、福島、宮城、新潟、各地への出張が続きます。
いつも通り、出張の主なテーマは、温室効果ガスの測定、脱炭素化戦略の打ち合わせ、農業経営改善策の打ち合わせ、といったところです。

昔から農業は天候との戦いだとは言うものの、昨今はより一層難しくなっていると感じます。
3日前の新潟では、強い雷が止まず、作業が半日止まってしまいました。
西日本では、連日強烈な酷暑が続いています。
一方で、東北では、冷夏の雰囲気があります。
四国の早明浦ダムや長野など、一部地域では水不足が深刻化しています。
この先、台風が頻発するリスクがあります。
もちろん、地震も予断を許しません。

コメ相場の暴落は、予想から現実になってきました。
相場とは、とかく行き過ぎるものですから、少々下がる見込みが、大幅下落になってきました。

今般の熊本地震で被害が大きかった八代市は、日本最大のトマト産地ですから、トマト相場は高値推移が続くでしょう。
極端な価格高騰は、客離れを誘発し、結果として相場の暴落や生産者の採算悪化を招きます。
いまのコメのように。
復興支援活動はもちろんですが、通常通りの経済活動を続けることも重要です。
熊本では、観光やビジネスのために予約されたホテルのキャンセルが相次いでいるそうです。

コメは暴落し、トマトは暴騰し、お茶は暴騰し、といったように、極端から極端に相場が変動しています。
ボラティリティ(価格変動性)が高くなっています。
それは、中長期的にみれば、生産サイドにとっても、消費サイドにとっても、決して好ましいことではありません。

そんな中、前向きな話題は、異業種の農業参入、とりわけ脱炭素型農業への参入は、加速していると感じることです。
守秘義務の関係で、企業名をこのメルガマで記載はできませんが、弊社GVVCも、今年に入ってからだけでも、複数の異業種企業と連携して事業展開をしています。

農業の改革や発展には、農業業界だけでは力不足ですから、有力な異業種と組むことが有効な選択肢のひとつです。
いわゆるレバレッジ(テコの原理)効果です。

J-クレジットをはじめとした脱炭素化マーケットも、着実に右肩上がりで成長軌道にあり、その中でも農業分野に対する期待値が高まっています。

農業も脱炭素化も、かなりの難題であることは間違いありませんが、一方でそこに大いなる可能性と社会的価値があることも間違いありません。